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不動産売却コラムCOLUMN

実家の売却で後悔する4つのケース!失敗から学ぶ3つの注意点を解説

親の相続や施設入居をきっかけに実家の売却を検討する方は多いですが、準備不足のまま進めてしまい、後悔するケースは少なくありません。兄弟姉妹との意思疎通が不十分でトラブルになったり、税金や特例を知らずに損をしたり、相場を調べずに安い価格で手放してしまったりすることもあります。

そこで本記事では、実家の売却で起こりやすい4つの失敗事例と、その対策として押さえておくべき3つの注意点を解説します。さらに実家を売らずに持ち続けるリスクや、売却を判断するポイントも詳しく紹介しますので、これから売却を進める方はぜひ参考にしてください。

 

 

実家を売却して後悔する4つのケース

後悔する4つのケース

実家の売却は、空き家管理や相続問題を解決する手段として有効ですが、準備不足のまま進めると後悔につながることがあります。ここでは、実際に多くの人が経験している4つの失敗パターンを紹介します。これらを知っておくことで、同じ過ちを避けるヒントが見つかるでしょう。

 

相続人間での意見調整が不十分だった

実家を複数人で相続した場合売却には必ず相続人全員の同意が必要です。しかし、十分に話し合わないまま一人の判断で進めると、他の相続人には「勝手に決めた」と不信感が生まれ、トラブルに発展することがあります。特に、相続割合やお金の分配方法が曖昧なままだと、後から不公平感が噴出するケースも多いです。

このような失敗を防ぐには、売却方針や価格、分配ルールを事前に明確化することが重要です。直接会って話し合うことが難しい場合は、ビデオ通話やLINEなどのグループチャット機能を活用し、遠方の親族とも情報共有を行いましょう。

さらに、司法書士や不動産会社を交えて話し合うことで、公平性が担保されやすくなります。早い段階で「第三者を交えた合意形成」をしておくことが、将来的なトラブル回避につながるでしょう。

 

相場を調べずに安く手放してしまった

「不動産会社に任せておけば大丈夫」と考え、提示された価格をそのまま受け入れてしまうケースも多いです。市場価格を確認せずに売却を急ぐと、結果的に相場より大幅に安く手放してしまうリスクがあります。特に、管理の手間や心理的負担を減らしたい一心で、十分な調査を行わず決断してしまう事例は多く見られます。

このような失敗を避けるためには、複数の業者に査定を依頼して提示された金額を比較するのがおすすめです。国土交通省の「不動産取引価格情報」やポータルサイトで近隣の取引事例を確認することでも、適正な価格帯が見えてきます。事前にしっかり情報を集めておくことで、焦らずに納得できる条件で売却を進められるでしょう。

 

税金や特例を理解せず売却した

実家を売却すると、譲渡所得税が課される場合があります。特別控除や特例を知らないまま売却を進めると、余計な税負担を抱えることになるため注意が必要です。例えば「空き家の譲渡所得の3,000万円特別控除」を利用すれば、大きな節税効果が得られます。制度を知らずに申告を終えると、本来より多く税金を支払うケースもあります。

このような状況を防ぐには、売却前に税理士や司法書士に相談することが重要です。「税金対策は売却前から始まっている」という意識を持ち、早めに準備を始めましょう。

 

思い出を整理しきれないまま売却してしまった

実家には、多くの家族の思い出が詰まっています。そのため、心の整理をせずに売却を急ぐと「やっぱり手放すべきではなかった」と感じるケースがあります。特に親族にとって思い出深い家であれば、その喪失感はより強くなるでしょう。

このような後悔を避けるには、売却前に家族全員で話し合い、写真や形見を整理する時間を設けることが大切です。例えばアルバムを作ったり部屋の写真を残すなど、思い出を記録することで気持ちの区切りがつきやすくなることもあります。

「誰も住まないから」と焦って売却を急ぐ前に、感情面に配慮した進め方を心がけましょう。特に親を亡くした直後など、心が不安定な時期は判断を急がず、冷静に検討する時間を持つことが重要です。

 

 

実家売却で後悔しないための3つの注意点

注意点

実家の売却は、一度決断してしまうと取り戻せない選択です。そのため、感情を整理したうえでしっかりと計画を立て、慎重に手続きを進める必要があります。ここでは、後悔しないために押さえておきたい3つのポイントを紹介します。これらを意識することで、スムーズかつ納得感のある売却が実現できるでしょう。

 

家族・親族で十分に話し合う

実家の売却を決める際に最も重要なのは、家族や相続人全員でしっかりと話し合うことです。「誰が住むのか」「売却後のお金をどう分けるのか」など、基本方針を曖昧にしたまま進めると、後になって揉める原因になります。特に相続人が複数いる場合は、感情的な対立に発展しやすいため注意が必要です。

遠方に住む親族や意見を言いにくい立場の人もいるため、情報共有はビデオ通話やLINEなどのグループチャット機能を活用しましょう。全員が納得する形で合意形成を行うことで、スムーズな売却が可能になります。

可能であれば司法書士など第三者を交えて話し合うことで、専門家の中立的な立場からアドバイスを受けられ、話し合うべき内容が整理しやすくなります。「小さな違和感」を放置せず、早めに意見をすり合わせることがトラブル防止の鍵です。

 

専門家に相談して相場・税金を把握する

不動産売却では、価格や税金に関する正しい知識が、納得のいく取引を実現するカギとなります。譲渡所得税や特例制度などを理解しておけば、条件次第で納税額を抑えられる可能性があります。また、相場の把握は業者選びと同じくらい重要です。不動産会社への査定依頼は複数社に行い、価格だけでなく販売戦略も比較しましょう。さらに、税理士や司法書士に相談することで、税務面や登記手続きもスムーズに進められます。「相続と税金」「相場の理解」は、売却成功の2大ポイントとして必ず押さえておきましょう。

 

売却時期を慎重に見極める

「とにかく早く売りたい」と焦ると、思わぬ損失を招くことがあります。物件価格は需要や金利の動向、近隣の再開発計画など、タイミングによって価格は大きく変動します。

築年数や修繕履歴も価格に影響するため、売却前に設備投資やリノベーションなどによるバリューアップや、必要なメンテナンスを検討することも大切です。あるいは老朽化が進む前に売却すれば、建物の評価額が大きく下がるのを防げるため、より高値で売却できる可能性があります。「今が売り時か」を冷静に見極めるために、複数の専門家の意見を参考にしましょう。

 

 

実家を売却せずに持ち続ける4つのリスク

持ち続ける4つのリスク

「いつか使うかもしれない」と思って実家を残したままにする人は少なくありません。しかし、利用予定のない家を長期間放置することには、さまざまなリスクがあります。固定資産税や管理コストがかかるだけでなく、相続トラブルや資産価値の下落といった問題が後からのしかかります。ここでは、売却を先送りすることで起こりやすい4つのリスクを解説します。

 

管理や維持費の負担が発生し続ける

実家を空き家として残す場合、維持管理にかかるコストは想像以上に大きな負担となります。代表的なものは固定資産税で、土地や建物の評価額に応じて毎年課税されます。さらに建物を良好な状態で保つためには、屋根や外壁の補修、給排水設備の点検など定期的なメンテナンスが必要です。特に老朽化が進んだ住宅では、修繕費用が高額になるケースもあります。

また、庭の草木の手入れや換気、防犯対策といった管理業務も欠かせません。これらの作業を怠ると、景観や衛生面で近隣に迷惑をかけたり、空き家対策特別措置法による行政指導を受ける可能性もあります。

遠方に住んでいる場合は、移動のための交通費や時間がさらに負担となります。このような継続的なコストは、家計や資産計画に大きな影響を与えるため、維持の可否を早めに検討することが大切です。

 

相続人同士のトラブルが深刻化する可能性がある

実家を現物資産のまま残すことで、相続時に親族間の意見が対立することが多くなります。その大きな理由は、不動産は現金と違って分けられないためです。「誰が所有するのか」「どのように活用するのか」を決めなければならず、複数の相続人がいる場合は話し合いに時間がかかりやすくなります。

また、長期間結論が出ないまま放置すると、建物の老朽化や維持費の負担をめぐって不満が生じ、さらに協議が複雑化することもあります。このような事態を防ぐためには、早めに方向性を決めることが重要です。

売却して現金化することで、分割方法が明確になり相続人それぞれに平等に分配できるため、合意形成がしやすくなります。実家をどう整理するかは、早い段階で話し合いを進め、全員が納得できる形を目指しましょう。

 

資産が「使えないまま眠る」状態になる

使わない実家を残しておくと、資産としての価値を十分に活用できません。売却すれば、売却資金を老後の生活資金や子どもの教育費、住宅ローンの返済など、ライフプランに合わせて有効に使えます。しかし空き家となった実家を放置してしまうと、価値が下がるだけでなく維持管理のために費用がかかり続けるという「負の資産」になってしまいます。

さらに、実家を資産運用に活かせない状態にしておくと、将来的な計画にも悪影響を与えます。実家を活用する方法としては、人が住む予定があるならリフォームする、賃貸として貸し出すなどの選択肢がありますが、これにはまとまった費用や管理の手間が必要です。利用する予定が明確でない場合は、早めに売却して現金化する方が、将来の計画を立てやすく、安心につながるでしょう。

 

老朽化により価値が下落していく

住宅は築年数が経過するにつれて、資産価値が下がっていきます。築年数が古くなると、買い手にとって修繕やリフォームの負担が大きくなるため、価格交渉で大幅な値引きを求められることもあるでしょう。さらに、老朽化が進むとシロアリ被害や水漏れなど、購入をためらう致命的な問題が発生するリスクがあります。このような状況を避けるには、なるべく早い段階で売却を検討することが大切です。

建物がまだ一定の状態を保っているうちに売却を検討すれば、土地の評価に加えて建物にも価値がつきやすく、より高い価格での取引が期待できます。反対に「いつか売ろう」と先送りすることで、不要な修繕コストがかかり、結局は安く手放すことにつながってしまうでしょう。

参照元:国税庁:主な減価償却資産の耐用年数表

 

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実家を売却すべきか迷ったときの判断ポイント

迷ったときの判断ポイント

「実家を手放すべきか、それとも残しておくべきか」という判断は、多くの人が悩むテーマです。感情面だけでなく、経済面・ライフプラン・管理負担を総合的に考える必要があります。ここでは、売却を検討するうえで押さえておきたい3つの視点を紹介します。これらを参考に、将来のリスクやメリットを比較しながら冷静に判断しましょう。

 

維持・管理が続けられるか

実家を所有し続ける場合、まず維持費と管理体制を確保できるかを確認する必要があります。代表的な費用負担は、以下のようなものがあります。

  • 固定資産税
  • 都市計画税
  • 建物の修繕費
  • 水道光熱費

さらに、管理には手間もかかります。庭の草木の手入れや換気、防犯対策などを怠ると空き家の老朽化が進み、周囲への迷惑や行政指導の対象になるリスクもあります。特に遠方に住んでいる場合、時間的な制約や交通費の負担もあります。「今後も無理なく維持できるのか」を、冷静に計算することが大切です。

 

今後活用する可能性があるか

「いつか使うかもしれない」という曖昧な理由で実家を残した結果、資産価値を下げるだけになってしまうことがあります。まずは、自分や家族が将来的に住む計画があるのかを明確にしましょう。転勤やUターン、2拠点生活など具体的なライフプランに沿った利用予定がなければ、空き家のまま放置するリスクは高まります。

また親族や子どもに貸す、または賃貸物件として運用する場合は、リフォーム費用や管理コストを見積もることが必要です。収益性が低い場合や賃貸需要が見込めないエリアでは、投資として成り立たないこともあります。活用予定が明確でないなら、老朽化で価値が下がる前に売却する方が、経済的にも合理的です。

 

 

実家の売却は松屋不動産販売にお任せください

実家の売却は松屋不動産販売

実家の売却は相続や空き家管理、税金対策など複雑な問題が絡むことが多く、専門的なサポートなしでは後悔につながるリスクがあります。松屋不動産販売では、このような実家特有の事情をしっかり踏まえた売却プランをご提案いたします。

複数の相続人間での意見調整や同意形成が必要なケースにも対応し、スムーズな合意形成のお手伝いも可能です。また、査定から契約、引き渡しまで一貫してサポートするため、初めての方でも安心してお任せいただけます。

「トラブルなく売却したい」「相場や税金のことが心配」という方は、まずは無料査定からお気軽にご相談ください。

 

 

 

まとめ:実家の売却で後悔しないために親族間でよく話し合い準備を整えよう

まとめ

実家の売却は、一度進めると後戻りできない重大な決断です。感情面の整理と同時に、経済的な判断も求められるため、事前の準備が後悔のない売却につながります。まずは家族や親族で十分に話し合い、売却の目的や財産の分け方を明確にしましょう。次に相場や税金、適用できる特例を早めに確認し、専門家に相談して進め方を固めることが重要です。

準備を怠ると、売却後に「もっと高く売れたのに」「税金で損した」という後悔につながります。安心して実家を売却するために、地域に詳しい松屋不動産販売の無料査定を活用し、プロの視点で最適なプランを立ててみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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