静岡県の不動産売却・査定なら松屋不動産販売にお任せください

不動産売却コラムCOLUMN

住みながら家を売る3つのデメリット|売却を成功させるポイントも5つ紹介

住みながら家を売るのは現実的なのだろうか?」と、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。居住中の不動産売却では、内覧時の対応にストレスを感じたり、生活感がマイナスな印象を与えたりする可能性があります。

 

しかし、資金繰りに余裕を持てるなどの利点があるのも確かなので、ぜひメリットとデメリットを比較してみてください。本記事では、住みながら家を売る際のデメリットとメリット、売却を成功に導くポイントなどを詳しく解説します。

住みながら家を売る3つのデメリット

家の模型

住みながら家を売却する場合に考えられるデメリットは、以下のとおりです。

 

  • 内覧の対応が負担に感じる
  • 生活感がマイナスな印象を与える可能性がある
  • 売却後に仮住まいが必要になる可能性がある

 

それぞれ詳しく解説します。

内覧の対応が負担に感じる

家に住みながら売却する際は、内覧者の希望時間に合わせて待機したり、家族と予定を共有したりするなど、事前のスケジュール調整が欠かせません。特に土曜日・日曜日・祝日に内覧を希望する人が多いため、休日に家族の予定や仕事が入りがちな方にとって、スケジュール調整は大きな手間となるでしょう。

 

一方、空き家での売却なら内覧対応を不動産会社に一任できるため、売主が無理に予定を調整する必要がありません。居住中の売却では、売主自身の生活リズムを内覧スケジュールに合わせる必要があり、継続的な負担となってしまいます。

生活感がマイナスな印象を与える可能性がある

居住中の家は内覧者が実際の生活をイメージしやすいメリットがある一方で、生活感が出すぎていると、物件の印象を下げる可能性があります。日常生活を送っている以上、家具・家電が置いてあり汚れが溜まりやすい場所もあるので、内覧のたびに念入りな掃除や片付けが必要です。

 

また、室内に物が多すぎると部屋が実際より狭く見えたり、日当たりが悪く感じられたりする懸念もあります。購入検討者にとって実際の生活状況は参考になりますが、物が溢れて清潔感がないと物件の魅力を大きく損なう要因となるため注意しましょう。

売却後に仮住まいが必要になる可能性がある

住みながら家の売却を進めて契約締結した場合、引き渡しまでの期間は通常2〜3ヶ月程度です(ただし、引き渡しの時期は仲介業者が調整するため、状況に応じて前後します)。

 

売主は契約から引き渡しまでの期間内に新居への引っ越しを完了させる必要があり、タイトなスケジュールとなります。物件の引き渡しは原則として空室状態で行うため、以下のような状況で新居への引っ越しが間に合わない場合、仮住まいの確保が必要です。

 

  • 新居の購入や建築がまだ完了していない
  • 引っ越しスケジュールが調整できない
  • 売却が予想より早く成立した

 

このような場合、仮住まいの家賃や二重の引っ越し費用が発生するほか、荷物をトランクルームに預ける費用も必要となり経済的な負担が増大します。

 

住みながら家を売る3つのメリット

営業マン

デメリットがある一方で、住みながら家を売却することには以下のようなメリットも存在します。

 

  • 資金計画に余裕が生まれる
  • 売却に時間をかけられる
  • 家を良好な状態で維持しやすい

 

それぞれ詳しく解説します。

資金計画に余裕が生まれる

住みながら家を売却するメリットの1つは、売却代金が確定してから新居を探せるため、資金計画に余裕が生まれることです。売却前に新居購入を検討する場合、現在の家がいくらで売れるか不透明なため、新居購入に充てられる予算を正確に把握できません。

 

特に住宅ローンが残っている状況では、借入可能額がその分減少するため、希望する条件の新居を購入できない可能性があります。しかし、先に売却を完了させることで新居購入に使える資金が明確になり、無理のない予算設定が可能となります。

 

売却代金を確定させてから物件探しを始めることで、予算の範囲内で条件に合った最適な住まいを、じっくりと選択できる余裕が生まれるでしょう。

 

売却に時間をかけられる

住みながら家を売る場合は、仮住まい費用などの維持コストがかからないため、急いで売却する必要がありません。そのため、時間をかけてより良い条件を提示する買い手を待つことが可能です。また、価格交渉においても焦らずに対応でき、売主が納得できる金額での売却を実現しやすくなります。

 

例えば、最初の購入希望者が希望価格を大幅に下回る金額を提示してきた場合でも、慌てて応じる必要はありません。市場の動向や物件の人気度にもよりますが、ほかの購入検討者からの反応を踏まえて、希望価格に近い条件での売却が期待できます。

家を良好な状態で維持しやすい

住みながらの売却では、物件の資産価値を維持しやすく、より良い条件での売却が期待できるでしょう。しかし空き家状態で売却活動を行う場合、日常的な管理が行き届かないため、以下のような問題が発生するリスクがあります。

 

  • 換気不足による湿気の蓄積でカビが発生する
  • 通水が行われないため配管内の水が蒸発し悪臭が発生する
  • 庭の雑草が伸び放題となり景観が悪化する

 

さらに空き家は防犯面でのリスクが高く、不法侵入や放火などの犯罪被害に遭う可能性もあります。このような設備の劣化や犯罪被害が発生すると、修繕費用が必要となるだけでなく、売却価格の下落要因にもなるでしょう。

 

対して居住中の物件では、換気や通水が日常生活のなかで自然に行われるため、空き家と比べて良好な状態を保ちやすいです。また、設備の不具合が発生した場合も即座に発見・対応できるため、物件の劣化を最小限に抑えられます。

無料査定依頼

住みながら家の売却を成功させる5つのポイント

営業マン2

住みながら家の売却を成功させるポイントは、以下の5つです。

 

  • 内覧の日程調整のために予定を空けておく
  • 常に掃除と片付けをして綺麗な状態にしておく
  • 内覧者からの質問に丁寧に答える
  • 新居探しも同時に進める
  • 信頼できる不動産会社に相談する

 

それぞれ詳しく解説します。

内覧の日程調整のために予定を空けておく

住みながら家を売る際は、購入検討者の都合に合わせて柔軟に内覧対応することが、売却機会を逃さないための重要なポイントです。内覧希望が多くなりやすいのは、土曜日・日曜日・祝日です。そのため売却活動を始める際は、これらの休日を内覧対応に充てられるように予定を調整しておくことで、急な内覧希望にも対応しやすくなります。

 

逆に、内覧希望者と売主の都合が合わずに日程調整が難航すると、購入検討者がほかの物件に関心を移してしまう可能性があります。せっかくの購入意欲を持った見込み客を逃さないためには、購入検討者のスケジュールに合わせた柔軟な対応をすることが大切です。

 

常に掃除と片付けをして綺麗な状態にしておく

家の売却時には、日頃から掃除・片付けを心がけ、購入検討者に好印象を与えられる状態を維持しましょう。内覧により実際の暮らしぶりを見てもらうことで生活のイメージを持ってもらいやすいですが、生活感がありすぎるとマイナス要因となるため、最低限の清掃と整理整頓は欠かせません。特に以下の場所は、重点的に清掃や片付けをしておきましょう。

 

  • 玄関
  • 水回り(キッチン・浴室・洗面所・トイレ)
  • クローゼットや押入れ
  • 庭やベランダ

 

玄関は家の第一印象を決める重要な場所のため、靴や傘などの生活用品が散乱していると購入意欲を削ぐ可能性があります。キッチンや浴室などの水回りは汚れが目立ちやすく、内覧者が特に注意深くチェックする場所でもあるため、念入りな清掃が必要です。

 

クローゼットや押入れは購入検討者の関心が高い箇所であり、実際になかを確認したい方も多いため、見やすく整理しておくことが大切です。また、室内から見える庭やベランダも印象を左右するため、不要な物品を整理し、清潔感のある状態を保ちましょう。

内覧者からの質問に丁寧に答える

内覧時には、購入検討者からさまざまな質問を受けることがありますが、実際に住んでいるからこそ知り得る情報を正直に伝えることが重要です。例えば、以下のような実際の居住体験にもとづく情報は、インターネットや不動産資料だけでは得られない貴重な判断材料となります。

 

  • 家の修繕履歴
  • 近隣住民との関係性
  • 日常的な騒音の有無
  • 商業施設の利便性 など

 

デメリットについても隠すことなく誠実に伝える姿勢が、結果的に信頼関係の構築と成約につながるでしょう。購入検討者の立場に立った、丁寧で正直な対応を心がけることが大切です。

新居探しも同時に進める

住みながらの家の売却では、売却活動と並行して新居探しを進めることが重要です。理想的な引っ越しタイミングは、売買契約締結から物件引き渡しまでの期間(通常2〜3ヶ月)に新居への入居を完了させることです。

 

このタイミングであれば、売却代金を新居購入の頭金や諸費用に活用でき、仮住まいの必要もないため、二重の引っ越し費用や家賃負担を避けられます。事前に希望条件を整理し、複数の候補物件をリストアップしておくことで、売却契約後にスムーズに購入手続きに移行できるでしょう。

 

信頼できる不動産会社に相談する

住みながらの売却を成功させるためには、信頼できる不動産会社選びが重要です。会社選びでは、査定価格の高さだけで選ぶのではなく、算定根拠や具体的な売却戦略、担当者の対応力や人柄なども確認しましょう。売主の事情や希望を十分に理解し、誠実にサポートしてくれる不動産会社・担当者を見つけることで、満足のいく売却が実現できます。

 

不動産会社を探す方法としては、一括査定サイトを活用して複数社を比較する方法と、地元密着型の不動産会社をインターネットや広告で調べて直接相談する方法があります。どちらの方法でも、実際に担当者と面談し、コミュニケーションの取りやすさや提案内容の質を確認しましょう。

家の売却後もそのまま住み続けられる2つの方法

営業マン3

売却後も引き続き同じ家に住みたい場合や、理想的な新居が見つかるまで時間をかけたい場合には、以下のような特殊な売却方法を検討できます。

 

  • リースバック
  • リバースモーゲージ

 

これらの方法を活用すれば、売却代金を手に入れながらも住環境を変えずに済むため、住み替えの悩みを解決できる可能性があります。ただし、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なるため、慎重に検討しましょう。

リースバック

リースバックとは、自宅を不動産会社に売却して現金を得たあと、同じ家を賃貸として借りて住み続けられる仕組みです。住み慣れた家を離れることなく、まとまった資金を調達できるのが最大の特徴で、老後資金の確保にも役立ちます。また、売却により所有権がなくなるため、固定資産税や修繕費などの所有者の負担がなくなるのもメリットの1つです。

 

一方で、以下のような注意点も存在します。

 

  • 月々の家賃支払いが発生する
  • 売却価格が市場価格より低くなる傾向にある
  • 将来的な家賃上昇リスクがある

 

リースバックのメリットだけではなく注意点も十分に確認し、長期的な家賃負担を含めて慎重に検討しましょう。リースバックについて、以下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

 

関連記事:警告!自宅売却とリースバックの罠 – トラブル多発の真実

リバースモーゲージ

リバースモーゲージは、自宅を担保に金融機関から融資を受ける高齢者向けの金融商品です。通常の住宅ローンとは逆に、毎月お金を受け取りながら住み続けることができ、借入元本と利息は契約者の死亡時に自宅の売却により一括返済されます。

 

リバースモーゲージは誰でも利用できるわけではなく、基本的に50~65歳の方が対象になります(年齢制限は金融機関によって異なるため要確認)。

 

自宅の所有権を保持したまま老後資金を確保でき、生きている間は返済の必要がないのが特徴です。ただし、金利負担により借入残高が増加し続け、不動産価格の下落リスクや相続財産にできないなどの注意点があります。

静岡県で住みながら家を売りたい場合は松屋不動産販売にお任せください

営業マン4

松屋不動産販売では、浜松市・湖西市・磐田市内など静岡県下すべての地域で、経験豊富なスタッフがお客様の大切な不動産の売却サポートをしております。2,000件以上という豊富な売却実績があり、地域密着型のサービスを提供しています。

 

愛知県全域と静岡県西部に4店舗を展開している松屋不動産販売では、数多くの購入顧客(個人及び法人等)を保有しており、売主様と購入希望者様を効率的にマッチングすることが可能です。

 

戸建てやマンションを含めた幅広い不動産に対応しており、お客様一人ひとりの状況に合わせた最適な売却戦略をご提案いたします。住み替えなど不動産売却に関してお悩みの方は、まずは松屋不動産販売にご相談ください。プロフェッショナルな担当者が誠心誠意サポートいたします。

かんたん自動査定

愛知県内の物件でのかんたん自動査定

また、自宅や実家の売却でお悩みの方は、以下の記事でケーススタディも含めて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

関連記事:自宅や実家の売却の悩み―土地として売るか?中古戸建として売るか?

まとめ:住みながら家を売るデメリットを把握して対策を立てよう

営業マン5

住みながらの家の売却は、内覧対応の負担や生活感によるマイナス印象といった課題がある一方で、資金計画に余裕が生まれ、じっくりと売却活動に取り組めるのがメリットです。

 

どちらの方法を選ぶかは、売主の状況や優先事項によって異なりますが、適切な準備と戦略があれば居住中でも満足のいく売却は十分に可能です。実際に住みながら売却を進める際は、信頼できる不動産会社との連携を重視し、新居探しも並行して計画的に進めることで、スムーズな取引を実現できるでしょう。

 

愛知県内の物件での売却査定相談

 

無料査定依頼

 

その他の記事を見る

© 2022 静岡不動産高額査定.com
ページの先頭へ